FXダウ理論!相場の本質を見抜き、利益を掴むための3つの秘訣

FX

FXの為替相場は、まるで荒れ狂う

海のようなものです。

上昇と下降を繰り返す波に翻弄ほんろうされ、

多くの初心者投資家が沈没していきます。

しかし、そんな荒波の中でも、

生き残るための魔法のコンパスが存在します

それが、チャールズ・ダウ氏が唱えた

「ダウ理論」です。

この記事では初心者にも分かりやすく

ダウ理論をどうチャートに落とし込み、

どうトレードに結び付けるのかを

解説していきます。

こんな方におすすめ

ダウ理論を知らない方

FXのダウ理論は知っているけど、

使えているかと聞かれたら自信がない方

FXで勝てていない方

ダウ理論

ダウ理論は、19世紀末に

チャールズ・ダウ氏が唱えた

テクニカル分析の基盤となる理論です。

その理論には相場の本質を理解し、

投資判断に役立てるための

6つの原則が定められています。

6つもあるんですか?

なんだか難しいそうです…

安心してください。

実はダウ理論の6つあるうちの

3つだけ覚えて

トレードに落とし込めばOKなんです

その使い方を詳しく解説していきます。

少し長くなりますがFXをやる上では

欠かせない知識になりますので

是非最後までお付き合いください。

というか、これを知らずに

トレードはしてはいけない

というレベルです。

ダウ理論6つの原則とは

  • 平均株価は全ての事象を織り込む
  • ②トレンドには3種類ある
  • ③トレンドは3段階ある
  • 平均は相互に確認されなければならない
  • トレンドは出来高でも確認できる
  • ⑥トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する

ん〜それでも

できる自信がないです…

難しいそうに見えますよね。

でも大丈夫ですよ。

私がおすすめするFXの基本の

部分になるのは

黄色で印つけてある3つの原則です。

1つずつ丁寧に説明していきますので

安心してください。

他の原則に関しては

ググってもいいと思いますが

トレードをする際には使いませんので、

知っている程度でいいと思います。

では早速見ていきましょう!

トレンドには3種類ある

これは分かります

上昇トレント、下降トレンド、

レンジですよね?

間違いではないですが惜しいです。

実は

『トレンドは

短期、中期、長期の3種類に分類される』

が答えになります。

  • 短期トレンド: 数分から数時間程度の短い期間で発生するトレンド
  • 中期トレンド: 数時間から数日程度の期間で発生するトレンド
  • 長期トレンド: 数日から数ヶ月または数年程度の期間で発生するトレンド

それぞれのトレンドは、

異なる時間軸で分析することで、

見えてくる相場の全体の動きや

適切なエントリーポイントを

捉えやすくなります

フラクタル構造ってやつですか?

おっしゃる通り!

『MTF分析』

『マルチタイムフレーム分析』

とも言います。

FXではかなり大事な考え方になります。

MTF分析の構造自体は

理解できるのですが、

難しいし、うまくチャートへの

落とし込み方がわからないんですよね…

このMTF分析は特に初心者にとっては

かなりの厄介者ですね。

難しい上に理解しようと思えば思うほど

頭の中でパニックを起こします。

私自身、生徒さんに教えている時にも

わからなくなるほどですから。

しかしここが肝とも言える部分になるので

根気強く、諦めずに一緒に

勉強をしていきましょう

ここをすっ飛ばしてしまうとトレードが

複雑化しやすくなりますし、

どこでトレードをするべきか

わからなくなります

そうならないために分かりやすく解説

していきますのでついてきてくださいね。

ではまず、このMTF分析を理解

するところからになりそうですね

その通り!

こちらが実際のチャートになります。

赤と青のロウソク足と呼ばれる

為替レートの値動きを

視覚化した棒状のもので

構成されています。

ロウソク足についてわからない方はこちら

をチェックしてみてください。

ロウソク足…要チェックですね!

ロウソク足がジグザグに

動いているのは

分かりますが、

どのようにトレンドは3種ある

を分析するんですか?

『トレンドは3種類ある』を

より分かりやすくするために

チャートに

単純移動平均線という線を

追加して行きます。

単純移動平均線については別記事にて

分かりやすく説明していますので

こちらからチェックしてみてください。

このロウソク足

2つの単純移動平均線により

3種類のトレンドが写しだされています

単純移動平均線も要チェックですね!

  • ピンクの線が長期的なトレンドと捉え
  • 緑の線が中期的なトレンドと捉え
  • ロウソク足を線で結ぶと短期的なトレンドが可視化されます

全てを直線で結び、

長期と中期トレンドの向きが

揃っているところをエリア分けすると

はっきりとトレードするべきポイントが

見えやすくなると思います。

3種のトレンドの捉え方は

これだけでOKです。

これだけですか?

これだけならなんとか

できそうですが

ここからどうやってトレードする

ポイントを見つけるんですか?

それはこの次で説明する

明確なシグナルを

プラスしていけば分かります

なるほど!何だか

ドキドキしてきました!

まずはチャートに

単純移動平均線を設定してみましょう。

詳しい設定方法はこちらでチェック。

2つの単純移動平均線の向きが

揃っているところでトレードするように

心がけると負ける可能性が低くなります。

トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する

ダウ理論では、

トレンドは明確な転換シグナルが出るまで

継続すると考えられています。

トレンドってそもそも

なんですか?

トレンドは

レートが一定方向に継続的に

動く事を意味します。

まずは

上昇トレンドと

下降トレンドの定義から

説明していきますね。

トレンドの定義とは

  • 上昇トレンド=安値切り上げ高値更新
  • 下降トレンド=高値切り下げ安値更新
  • レンジ=トレンドの定義に当てはまらない時

先ほどのチャートの

ロウソク足の目立つ高値や安値に

線を引き結んでみると

なるほど!

これでなんとなく全体的な

流れが把握できそうですね。

先ほどのトレンドの定義を

当てはめてみると

上記の青いエリアでは

高値切り下げ安値更新が続いていますので

下降トレンドと捉えます。

赤いエリアは

安値切り上げ高値更新が続いていますので

上昇トレンドと捉えます。

白いままのところでは

高値切り下げているのに

安値も切り上がっていたりしていますので

レンジと捉える事ができます。

先ほどの単純移動平均線の

向きが揃っているところは

トレンドが発生しやすいですね

いいところに気づきましたね!

例えば、長期と中期トレンドが

下向きの時に

短期のトレンドだけが上に登っている時、

短期のトレンドが

上昇から下降へと転換するタイミングさえ

分かれば、絶好のトレードポイントに

なり得るのです。

トレンドの転換…これさえわかれば

トレードをするタイミングが

いよいよわかってくるってことですね!

その通り!

トレンド転換を分かりやすく

してくれるシグナルについて

一緒に確認して行きましょう。

トレンドの転換のシグナルとは

トレンド転換のシグナルには、

以下のようなものがあります。

  • 上昇トレンドの場合:
    • 高値更新が止まる
    • 安値切り下げ
  • 下降トレンドの場合:
    • 安値更新が止まる
    • 高値切り上げ

トレンドの定義が

崩れる瞬間ということですね

その通り!そして、

トレンドが崩れる時に現れる

あるアルファベットの文字

あります。

それは『M』ダブルトップと呼ばれる形と

『W』ダブルボトムと呼ばれる形です。

これらをチャートから

見つけ出せるようになると

トレンド転換をいち早く察知し、

エントリーのタイミングや

利益確定のタイミングが

把握しやすくなります

それならめちゃくちゃ

簡単じゃないですか!

自分にもできそうな気がしてきました!

ダブルトップ、ダブルボトム

先ほどのチャートに

ダブルトップやダブボトムを

書き込んでみました。

ん?…

思ってたんとちゃいます…

予想通りの反応ありがとうございます。

見慣れる練習は必須です。

実際のチャートには

教科書に書いてあるような

綺麗な形では滅多に現れません

いびつな形で現れることがほとんどです。

勝つためには

必須なんですもんね…

過去のチャートを見ながら

練習してみます!

先ほどの続きになりますが、

売りで狙う場合は

長期、中期トレンドが下向き

短期のトレンドが

ダブルトップとなるタイミング

エントリーチャンス

捉えることができます。

このチャートをみると

だいぶ分かりやすくなりました!

さらに

基本的な考え方をお伝えすると

売りでトレードする場合

高値切り下げ安値更新でエントリーし、

安値切り上げ高値更新で利益確定をする

買いのトレードの場合は

安値切り上げ高値更新でエントリーし、

高値切り下げ安値更新で利益確定する

エントリーだけでなく

エグジットのポイントまで

明確にする事ができるんですね

このように

ルール化して機械的にトレード

するように心がけると

トレードはすごくシンプルになりますし

ここに人間の感情はいらないという事が

なんとなく理解できますよね。

確かに!ここに感情が

入ってしまいますと

このルールが崩れてしまいますもんね

さらにより優位性を高めるため

ここに『トレンドは3段階ある』を

プラスして行きます。

完全に忘れていました!

ここからさらに優位性を

高めていけるんですか?

もう十分トレードできるって

思ってしまいました!

トレードは技術職です。

テクニカル分析の技術が

高ければ高いほど

より多くのリスクを把握する事が可能で、

リスクを極力避ける事こそ

勝ち続けるためのコツです。

なるほど!勝ちに行くトレードではなく

リスクを避けるトレードが

勝ち続けるための鍵なんですね!

覚えておきます!

トレンドは3段階ある

ダウ理論では、

トレンドは3つの段階で進行すると

考えられています。

  1. 先行期: 一部の先見性のあるプロの投資家が買い始め、相場がゆっくりと上昇し始める
  2. 追随期: 多くの個人投資家がトレンドに気づき、本格的な上昇が始まり、資金が追随される期間
  3. 利食い期: 初心者資家が上昇している事に気づきやっと参入してくる期間で、この時プロ投資家は既に利確のタイミングを探している期間

この3つの段階からわかる事は、

相場の方向がまだ決まっていない

先行期では手を出さずに

相場の方向が決まった後の

追随期から我々個人投資家は

参入することを心がけ

利食い期で利益確定をするという流れに

乗る事が大事だという事です

なるほど、

むやみにダブルトップや

ダブルボトムでエントリーが

できるっていうわけではないんですね

チャートで説明するとこうなります。

でもこれをリアルタイムで探すのは

なかなか難しそうですが…

各段階にはしっかりとシグナルが

現れる事が多いため

知識として持っておき、

意識さえできれば難しくはないはずです。

『トレンドは3種類ある』を簡単に

把握できるよう

単純移動平均線を使えば全体的な流れは

把握できますし

相場の方向がしっかり決まった後

ダブルボトムのサインを意識すれば

自然と追随期がどこなのか

わかるようになってきます。

そして短期の流れの転換するポイントから

エントリーをするように心がければ

トレードは難しくなくなるはずです。

そこまで待つのが

大事になってくるんですね!

プロのトレーダーがよく口にする

トレードするポイントは決まっている

という言葉があります。

FXでは資金が入ってきやすい期間が

決まっていて、

それが追随期です!

追随期がどこにあたるのかを分析するのが

テクニカル分析です。

そしてこのテクニカル分析の

基本となるのがダウ理論の

お伝えした3つの理論です。

お伝えした3つのダウ理論を組み合わせると、

トレードするべきポイント

可視化されシンプルに

FXのチャートを捉えやすくなります。

これだけでもトレードは十分成り立ちます。

最後に

いかがでしたでしょうか、

ダウ理論は知っていたし、

ここまでトレードに落とし込めていた方であれば、

恐らくここまで読み進めていないと思いますが(笑)

このダウ理論を知っていて、

使えているトレーダーは本当に一握りです

この記事をきっかけに

あなたがダウ理論をしっかりと

使えるトレーダになってくれたら幸いです

最後までお読みいただきありがとうございました。

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